• ものづくりシステムブログ: PLMシステム導入により仕事はどう変わる?②

    ◆PLMで管理される情報とは PLMの仕組みを言葉で表すと次のようになります。 1.各工程の作業結果を、 2.成果物として登録すると、 3.次工程に必要な情報が構築され、 4.前工程の成果を必要とする人に必要な情報のみを、 5.自動的に提供する仕掛け、 となります。 この仕組みを実現するのがPLMシステムで、CADデータやBOMなどはインプットやアウトプットの一つとなります。 PLMシステム構築で最も重要な部分は「必要な人に必要な情報のみを提供」…
  • ものづくりシステムブログ: PLMシステム導入により仕事はどう変わる?①

    PLMの導入の初期段階に、「PLMシステムを導入すると仕事がどう変わるの?」といった質問を良くされます。 この手の質問はSCMなどのほかのシステム導入時にはあまりされたことがありません。 なぜなら、SCMを導入するということは生産計画を正しく実行できるようにすることですし、CRMを導入するということは顧客情報をきちんと管理することを実現するということを、プロジェクトのメンバーは一般常識として分かっているからです。 しかし事PLMの場合は、"CADデータを管理する"と言われたり、…
  • ものづくりシステムブログ: 品質工学の理論を駆使してもトラブルが発生する理由②

    「品質管理セーフティネット」 品質管理ツールをプロセスアプローチでつなげるとともに、上流から下流への情報の流れだけでなく、変更が発生することによる手戻り作業の流れに対して作業工数を最小限に抑えて実現する仕掛けを作り、最小限の手間と工数で品質管理活動を維持できるようにする仕掛けが必要で、これを私たちは「品質管理セーフティネット」と呼んでいます。 セーフティネットとは網の目のように救済策を用意する仕組みのことです。個々の設計作業の効率化とともに、設計作業のつなぎ目で発生するノイズをできるだけ…
  • ものづくりシステムブログ: 品質工学の理論を駆使してもトラブルが発生する理由①

    製品品質の重要性や品質問題が与える経営に対するインパクトの大きさについては、いまさら語る必要はないと思いますが、日々高機能化する製品の品質を高いレベルで維持することは大変な労力を要します。 製品開発現場では製品の品質の向上だけでなく、決められた開発期間と目標コストの達成についても求められており、これら相反する条件を高い次元で実現することが求められています。 設計品質を向上させるための方法としてFMEAやFTA、タグチメソッドやDR(Design Review)、ヒストグラム、管理図、…
  • ものづくりシステムブログ: PLMの投資対効果と課題解決シナリオ③

     ◆PLMシステム構築の予算規模 では一体、一般的な企業ではPLMシステム構築にはどれくらいの予算をかけているのでしょうか? システム構築の費用はソフトウエアやサービスを提供するベンダーによっても違いますし、要求する内容の密度や難しさによっても変わってくるのですが、PLM info というサイトによると下記のような調査結果が発表されています。 このサイトによるとPLMシステム構築にかかわる初期費用のうち、一番大きいのがソフトウエアの費用(30%)で次いでシステム構築費用(25%)が
  • ものづくりシステムブログ: PLMの投資対効果と課題解決シナリオ②

     ◆PLMシステムが解決すべき課題とその効果  PLMシステムの効果は、製品開発活動のアクティビティ支援から、製品開発プロセスを支援するビジネスモデルへと役割が進化してきています。 よって、PLMシステムを製品開発プロセスに対して効果的なシステムとして構築するには、設計部門だけが主体となって構築・活用するのではなく、製品のライフサイクル(少なくとも企画から量産開始まで)にかかわる関係部門も巻き込み、製品開発業務を可視化して付加価値を増大させるマネジメントを実現するのがベストです。
  • ものづくりシステムブログ: PLMの投資対効果と課題解決シナリオ①

    ◆PLMシステムの導入効果とは? 仕事柄、日々多くの企業を訪問していますが、PLMの導入を検討しているプロジェクトで良く聞くフレーズの一つに、「PLMシステムって導入効果がわかりにくいんだよね」というのがあります。 製品開発業務は生産管理業務と違って、設計業務の効率性を把握する対象が人の作業という無形な物に対する効果を測定しなければいけないという点が、導入効果を分かりにくくしているといえます。 また、PLM導入プロジェクトの範囲が、CADデータ管理や設計BOM構築といった業務支援機…
  • ものづくりシステムブログ: Aras Japan プレジデント メッセージ

    Aras Japan代表の久次氏がAras Innovatorの利点、Aras Corpの今後の戦略、そしてコミュニティについてお話します。 Aras PLMの詳細・ダウンロードはこちらから
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「みつける」 - リスクを見つける

    製品開発業務で作業を円滑に進めるためには、情報を簡単に"見つける"ことが出来るようにするとともに、リスクも簡単に"見つける"ことが出来るようにしなければなりません。 ここでいうリスクとは製品開発のQ(Quality)、C(Cost)、D(Delivery)に対するリスクです。 どれも計画値以下にすることが望まれる指標ですが、現実にはなかなかうまくいきません。 ここではPLMシステムを使ってどのようにこれらのリスクを低減していくのかにつてい説明してきたいと思います。 ・Qu…
  • ものづくりシステムブログ: コミュニティイベント開催報告 - ACE 2012 in Japan

    2012年9月13日(木)、東京千代田区にあるJA共済ビルのカンファレンスホールにて、日本におけるAras最大のコミュニティイベント「ACE 2012 in Japan」(ACE: Aras Community Event)が開催されました。 「“BE DIFFERENT” グローバル製品開発に“差”をつけるプロセスイノベーション」 と題して催された当イベントには、Aras Innovatorのユーザ企業をはじめ、これから検討を開始されようとしている企業、アラスとともに導入のお手伝いをしてい…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「みつける」 - 影響度を見つける

    変更作業の影響度を見極め、業務を効率化していくポイントとして"差分をみつける"という点と"影響度を見つける"という2点を紹介しました。 ここではその"影響度を見つける"というポイントについて説明していきたいと思います。 一般的なデータベースで情報を管理しているシステムでは、そのデータ内容が変更されることによる影響度を把握するためには別途プログラムを用意して特定のロジックを組む必要が出来ています。 PLMシステムはデータとデータをリレーションで関連付けて管理されているので、データ…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「みつける」 - 差分で見つける

    設計変更管理を始めとする製品開発プロセスでは、繰り返し作業が頻繁に発生します。 製品開発作業の改善は、この繰り返し作業をいかに効率化するかということだと思います。 どのような作業でもそうですが、基本作業から詳細作業に移り、実際に実行するまでのプロセスをシーケンシャル(順次)に行っている分にはそれほどミスも無く比較的効率良く業務を運用することが出来ます。 しかし、一度変更が発生して、前工程に作業が戻ると、とたんに作業の効率が落ちてきます。 製品開発業務では、見つかった不具合…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「みつける」 - 関連性をたどって見つける

    必要なデータを見つける方法は検索だけではありません。 データがあることを知らせれば良いわけでその実現方法として、PLMシステムではデータとデータを関連付けて管理する手法を用いています。 関連性をつけて情報を管理することを"リレーションを持たせる"と表現しますが、このリレーションを持たせるメリットとして、作業者が知らない(気づかない)情報を見つけることが出来るという点と、共同で作業している人が別々の作業をしながらも成果物を共有できる点です。 作業者が検索してもデータが見つからなけ…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「みつける」 - 検索して見つける

    情報を"見つける"方法として一番最初に思い浮かぶのが、検索するというアクションです。 一般的に検索するテクニックとして何があるのかをリストアップしてみました。 ・決まったキーワードから検索 ・ワイルドカードなどを使った類似検索 ・データベーステーブルからの検索 ・ファイルの中身まで検索する全文検索 ・画像・形状からの検索 などがあると思います。 また検索方法も ・決まったフォーマットからの検索 ・項目の追加削除が可能なカスタマイズ検索 …
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み - 情報を「みつける」

    製品開発業務では数多くの情報リソースにアクセスして自分の欲しい情報をのみを抽出してくる作業が発生します。 ちょうど膨大な数の世界中のWebサイトから、自分の欲しい情報のみを検索して見つけ出してくる検索エンジンと同様の仕掛けが求められてきます。 しかし、インターネットの世界の検索エンジンと社内で活用する情報検索エンジンとでは、次のは3つの点で大きな違いがあります。 一つは情報の提供元であるリソースの数です。社内の情報発信DBの数をいくら増やしてもインターネットの世界で情報を発信し…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「しらせる」 - 社外に知らせる

    今日では製品開発が社内だけでクローズして行われることが稀になってきてます。 また、社外の協力会社と密な情報共有を実現することで製品開発効率を向上させることができるのは、容易に想像することが出来ます。 今日ではWebを中心としたインターネットの技術の発展により、ネットワークを使った遠隔地とのコラボレーションも簡単にできるようになってきました。 しかし、設計情報を社外の人と共有するには、きめ細かな権限設定を実施してセキュリティを維持し情報漏洩を防がなければなりません。 また、…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「しらせる」 - レポートとして知らせる

    データを加工してわかりやすく"しらせる"ことが出来る仕組みも、複雑で沢山の人がかかわる製品開発プロセスでは要求されてきます。 パーツデータをレポートとして出力して、どの部品が何個使われているのかを一覧で見たり、コストの集計結果を見てみたり、設計変更情報を生産現場に回覧するための帳票として加工して知らせるといった機能も必要となります。 また、一覧や帳票として出すだけでなく、グラフ化してレポートを作成できるようにすることで、製品開発プロセスを俯瞰してみることが出来るようになり、より良い設…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「しらせる」 - 関連する成果物の内容を知らせる

    通知して知らせるという機能も重要ですが、仕事としてはプラン・ドゥ・チェック・アクトといったPDCAサイクルを回さなければいけません。 このサイクルをPLMシステムで実現することで、PLMシステムを単なる設計データの保管庫から製品開発業務プロセスをマネジメントするシステムに仕立てていくことが出来ます。 たとえば、PLMにあるプロジェクト管理機能を使う場合、プロジェクトで計画されるアクティビティのWBSとその日程を管理するだけでなく、アクティビティにアサインした担当者に計画されたスケジュ…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「しらせる」 - 作業の進捗を知らせる

    PLMシステムを使って"しらせる"という仕掛けをいろいろご紹介していますが、知らせるというアクションを単体で実現してもあまり効果が無く、業務フローの中で情報を共有したり作業につなげるきっかけとして、“知らせる”機能を実現していく必要があります。 業務の中に知らせる仕掛けを組み込むうえで、次の4つのポイントに気をつけてシステム化の設計をしていくとよいでしょう。 データの状態 他人の作業状況(進捗状況)を知らせる 自分の負荷状況を知らせる 作業の完了(成果物)を知らせる…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「しらせる」 - 作業がアサインされたことを知らせる

    部門の垣根を超え、コラボレーションしながら作業を進める製品開発業務では、自分が必要とするデータを能動的に取りに行くには限界があります。 そのためどうしても自分の慣れ親しんだデータばかりを活用してしまう傾向にあります。 この様な環境を改善するにはシステムを使ってプッシュ型で様々な情報を発信し、関係する人に情報を知らせる仕掛けを構築することが有効です。 製品開発プロセスをタイムリーに効率的に回していくには次の点に注意してPLMシステムを構築していくと良いでしょう。 1.作業が…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「つなげる」 - 既存システムをつなげる

    "つなげる"の話の最後に、他システムとの連携について触れてみたいと思います。 PLMシステムが管理する製品開発ライフサイクルプロセスは、会社の中の様々な部門や活動をつなげる必要があります。 よってPLMシステムは様々な業務をつなげるバックボーンとなるわけですが、製品開発ライフサイクルにかかわる全ての業務のデータを一元管理するというのとは少し異なります。 各部門には各業務で使いやすいようにカスタマイズしたシステムがすでに構築されており、全ての業務を一つのシステムでカバーするより、…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「つなげる」 - 作業の流れをつなげる

    関連するデータとデータをリレーションして製品開発アクティビティ間でデータを受け渡し、前工程の成果物(アウトプット)を後工程の参考情報(インプット)として業務をつなげプロセスとしてコントロールできるようになることで、データとしての流れを作ることは出来ました。 PLMシステムを導入して効果を上げるためには、もう一つ"つなげる"仕掛けを作ってあげる必要があります。 製品開発業務を行っている中心は人です。いくらデータを蓄積するシステムを構築しても、システムに対し人の役割を考慮していないとかえ…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「つなげる」 - 前工程の成果物をつなげる

    組織が効率的に機能するためには、数多くの関連しあう活動内容を明確化するとともに、それぞれの活動どうしの関連を定義して個別の活動を業務としてつなげていく必要があります。 これらの各活動では様々な成果物(アウトプット)が作成されますが、これらのアウトプットは当該活動の中だけで使われるだけでなく、関連する活動のインプットとして共有して、後工程活用の参考情報として活用されることで初めて業務プロセスが組織活動として効率的に運用され始めます。 製品開発業務プロセスは、戦略的な視点で製品の企画・計…
  • ものづくりシステムブログ: 製品開発支援システムの仕組み:「つなげる」 - 他の人のデータにつなげる

    リレーションを使ってデータを関連付けた後は、それをどのように他のチームと共有するべきかを検討していく必要があります。 つながったデータから自分が必要とするデータを見つけ出せるようにするだけでなく、いかに自分のデータを他の作業者のデータとしてつなげていくのかといった仕掛けを検討していかなければなりません。 製品開発のアウトプットを出すのは個々の担当者ですが、決して個人で作業をしているわけでなく、製品開発のライフサイクルを通してみれば必ず誰かの作業と関連してきます。 よって製品開発…
  • ものづくりシステムブログ: エンジニアリング情報のライフサイクル

    効果的にエンジニアリング情報を管理するには、下記の課題を解消していく必要があります。 1.データソースが分散している 設計者の取り扱うデータのうちCADデータの占める割合は30%程度で、それ以外のデータは主にEXCELやメールの状態で分散している。 製品開発に必要な情報は必ずしも設計部門で全て管理されているわけではなく、品質管理や購買、生産技術部門など他部門に分散している。この場合情報を管理しているシステムオーナーが異なるため、コントロールすることが難しい。 2.必要…