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  • 【CSMS 最終回】 ものづくりにおける「サイバーセキュリティ」とは? 〜おさらい〜

    こんにちは、マーケティングの宮岡です。 このブログシリーズでは、ものづくりにおける「サイバーセキュリテイ」の、「防御対策」とは別のもう一つの側面である「安全確保」とそれにまつわる話題、およびその実現に必要なテクノロジーやプラットフォームについて解説してきました。今回の最終回では、おさらいとして各回の要旨を再び挙げてみたいと思います。 第1回:IoT 製品開発におけるサイバーセキュリティへの取り組み IoT 製品はソフトウエアをアップデートすることで、機能や性能を向上させることができるという特徴を持ちます…
  • 【CSMS第9回】150% BOM

    アラスジャパンの久次です。 ものづくりにおける“サイバーセキュリティ”のブログシリーズ第9回として、 今回は150% BOMの活用について触れてみたいと思います。 150% BOM 150% BOMとは、ATO(Assemble To Order)やETO(Engineering To Order)などの個別受注製品のバリアントBOMに対して使われている言葉です。ATOの場合は互換性や組合せの種類を、ETOの場合はカスタム要件及びオプションやカスタマイズ可能な部品の組み合わせを…
  • 【CSMS 第2回】 自動車におけるサイバーセキュリティ

    アラスジャパンの久次です。 ものづくりにおける“サイバーセキュリティ”をテーマにしたブログシリーズ 第2回では、 自動車におけるサイバーセキュリティについてお届けします。 国連自動車基準調和世界フォーラム(以下WP29)では、サイバーセキュリティに於いてもタスクフォースが組まれています。 ここでは情報の機密性・完全性・可用性の確保だけでなく、車両の安全性の確保にも言及しガイドラインの策定が行われています。 自動車メーカーはこのガイドラインを参考に サイバー セキュリティ対策を講じ…
  • 【CSMS第8回】Single Source of Truth

    アラスジャパンの久次です。 ものづくりにおける“サイバーセキュリティ”のブログシリーズ第8回として、 今回は”Single Source of Truth”というタイトルで、情報を一元管理するアーキテクチャについて考えてみたいと思います。 Single Source Of Truth (SSOT)とは、分散管理されているデータに対し、ユーザはあたかも一つのソースの様にアクセスできるデータスキーマを表現する言葉で、主にESB(Enterprise Service…
  • 【CSMS第7回】着眼大局

    アラスジャパンの久次です。 今回は、 ものづくりにおける“サイバーセキュリティ”のブログシリーズ第7回として、 着眼大局というタイトルでシステムズシンキングについて考えてみたいと思います。 製品設計の流れは、ハイレベルな要求事項の定義から始まり、機能として具体化し、ロジックに分解され、具体的な図面に落とし込むといった形で製品情報を具現化していきます。具現化された設計情報は部品として作られ、最終的には製品として組立られていきます。製品開発の流れは、構想を詳細化する流れと…
  • 【CSMS第6回】 なんとか In the Loop

    アラスジャパンの久次です。 ものづくりにおける“サイバーセキュリティ”のブログシリーズ第6回として、 今回は デジタルツイン のシミュレーションについて触れてみたいと思います。 制御システムにはMILS、SILS、HILSといわれるシミュレーション手法が用いられています。 MILS(Model In the Loop Shimulation) : 制御の振る舞いをモデルとして定義し、制御モデルの処理内容に関する妥当性検証を行う方法 SILS(Software In…
  • 【CSMS 第5回】 サイバーセキュリティにおけるデジタルツイン

    アラスジャパンの久次です。 本日は、ものづくりにおける“サイバーセキュリティ”のブログシリーズ、第5回として、 サイバーセキュリティにおける デジタルツイン についてお届けします。 サイバーセキュリティのバリデーションを考える場合、”脅威に対する防衛”に対してだけでなく、”製品の安全保障”に関しても、実際に試作品を作成するのではなく、 デジタルツイン を活用してテストや検証を進めるのが効率的です。 Gartnerによると、IoT製品に取り組んでいる75%の企業ではすでに デジタルツイン…
  • 【CSMS 第4回】 サイバーセキュリティのマネジメント(その2)

    アラスジャパンの久次です。 本日は、ものづくりにおける“サイバーセキュリティ”のブログシリーズ、第4回として、 サイバーセキュリティのマネジメントについて、続編をお届けします。 サイバーセキュリティのマネジメントを行うに際し、IoT製品情報を管理するアーキテクチャとそれを使った仕事の進め方について考えてみたいと思います。 サイバーセキュリティには”脅威に対する防衛”と”製品の安全保障”の2つの側面があることを紹介してきました。 ツールとプラットフォーム サイバー攻撃の方法は日々進化していきます…