ゼロからの Aras Innovator 番外編 ~Aras Innovator 12 の操作方法~

みなさま、こんにちは!
アラスジャパン トレーナーの時田です。

すっかり秋らしい日々を迎えて、屋外で過ごす時間がとても気持ちよく感じられるようになってきましたね。
ぼちぼち衣替えも必要そうです!

さて、今回は、番外編として、 「Aras Innovator 12の操作方法」 をご紹介します。

今年の5月末に待望の Aras Innovator 12 がリリースされました。

Aras12では、画面の構成が大きく変わり、Aras Innovator を触ったことのない方でも直感的に操作できるようなUX(User eXperience)を提供しています。

今回は、バージョン11と12の画面を比較しながら、変更点や強化ポイントをご紹介していきます。
ぜひAras Innovator 12へのアップグレードをご検討いただければ幸いです。

                                                     

◆まずはログイン画面から!

 

リニューアルしたAras Innovator 12のログイン画面はこちらです。

Aras11と比べてデザインが大きく変わっていますが、それに加えて以下のような変更が加わっています。

◆Webブラウザのタブの中でAras Innovatorのログイン画面(メインウィンドウ)を開けるようになりました。これにより、別のタブでAras以外のサイトを開きつつ、Aras Innovatorのタブも開く、といったことが可能になりました

◆ポップアップウィンドウやセカンドウィンドウが表示されなくなりました

また、Aras12 では、ログアウト画面に「再ログイン」ボタンが表示されるため、必要なときはすぐに再ログインできるようにもなっています。

◆つづいて、メインウィンドウ!

 

つづいて、新しいメインウィンドウを見ていきましょう。

リニューアルされたAras12のメインウィンドウは、わかりやすく操作しやすいUX(User eXperience)を提供しており、各社様のニーズに合わせてカスタマイズすることも可能です。

ナビゲーションボタン・・・クリックするとTOCを表示します。このボタンは常時表示されています。
エンタープライズサーチ・・・管理者が予め設定したアイテムタイプ、リレーションシップ、ファイルコンテンツの全てを網羅した検索が可能です。アクセス権の設定に従った検索結果が得られます。
通知ボタン・・・システム管理者やシステムから送られたユーザへのメッセージを表示します。
ユーザメニュー・・・環境設定、レポート、カスタムアクション、ヘルプメニュー等を表示します。

ユーザメニューにまとめられている操作は、Aras11では様々なメニューからアクセスしていましたが、Aras12では常時表示されているひとつのボタンから簡単にアクセスできるようになりました。

つづいて、ナビゲーションボタンについて。

ナビゲーションボタンを押すと、まずTOCパネルが表示され、TOCパネル上でメニューを選択すると、アイテムパネルに切り替わります。

また、パネル上のピンボタンを押すことで、パネルを固定させる(常時表示させておく)こともできます。

◆検索画面も確認してみよう!

 

アイテムパネル上で検索ボタンをクリックすると、検索グリッドが開きます。

Aras12では、操作性を向上させるため、検索グリッドのツールバーの構成が以下のとおりに変更されました。

①検索実行、検索中止、検索条件クリア(検索実行中にのみ「検索」ボタンが「中止」ボタンに切り替わります)
②検索方法の選択
③有効日検索(バージョン管理されているアイテムのみ利用可能)
④リファイン(検索グリッドに表示するカラムの選択、拡張クラスを利用した検索条件の指定を行います)
⑤表示(プレビュー)
⑥共有(V12のみ。Excelにエクスポート/PDFにエクスポート/Wordにエクスポート)

Aras11では、画面の上部と下部にわけて表示されていたページコントロール項目が、12からは画面下部にまとめて表示されるようになりました。

①ページサイズ(検索結果を1ページに何件表示するかを指定します)
②次のページに進む/前のページに戻る(検索結果が複数ページにわたる場合に利用可能)
③最大検索数(検索索条件に合致するアイテムの中でデータベースから返すデータの最大件数)
④検索結果のアイテム数、およびページ数

また、Aras11の時と同様に、Aras12でも再利用したい検索条件を保存しておくことができます。

●検索条件を保存するには・・・検索条件を指定したら、検索グリッド上にある「☆」マークをクリックし、ラベルや共有先を指定して保存ボタンを押します。
●検索条件を利用して検索するには・・・「☆」マークの左横にあるリストから検索条件を選択し、検索実行します。
●保存した検索条件を削除するには・・・「☆」マークの左横にあるリストから検索条件を選択すると、「☆」マークが黄色に変わるので、その黄色い「☆」マークをクリックすることで、検索条件が削除されます。

◆タブの操作もより便利に柔軟に!

 

Aras12では、アイテムの画面だけでなく、検索画面やMy InBasket、My Discussionsなどもタブ表示できるようになりました。

さらに、同じアイテムタイプの検索画面を複数表示して同時検索したり、ドラッグ&ドロップでタブを並び替えたり、アイテムタブをタブからデタッチ(切り離すことが)したりできます。

◆「ロック」ボタンが「編集」ボタンに!!

 

また、Aras Innovator 12では、操作性を向上させるため、アイテムツールバーの構成も変更されました。
その中でも特に大きな変更点が「ロック」ボタンの廃止です(※システム管理者向けの一部の画面では残っています)。

代わりに「編集」ボタンが新設され、このボタンを押すことで簡単に編集をはじめることができ、Arasにあまり慣れていない方でも直感的に操作できるようになりました。

また、「編集」ボタンを押すとツールバーのボタンが切り替わります。一時保存をしたい場合は「保存」ボタンを押して編集を続け、編集を終えたら「完了」ボタンを押して画面を閉じます。編集した内容を保存しない場合は「破棄」ボタンを押して編集した内容を破棄します。

なお、Aras11と12でツールバーを比較すると、以下のように変更されています。


①アイテムの新規作成
②アイテムの保存
③アイテムの削除
④リフレッシュ
⑤Word、Excel、PDFへの出力
⑥プロモート
⑦バージョン履歴参照
⑧ヘルプ

◆「クレイム」して編集権限を獲得!

 

Aras12では「ロック」操作がなくなりましたが、「他のユーザに編集してほしくない!」というときに編集権限を獲得しておくことができます。
それを「クレイム」と呼んでいます。

クレイムするには画面上で白いフラグをクリックし、クレイムを解除するには緑色のフラグをクリックします。
なお、自分がクレイムしている場合は緑色他ユーザがクレイム中の場合は赤色でフラグが表示されます。

また、クレイムされているかどうかを条件にデータを検索することもできます。

◆「アコーディオン」でより見やすく操作しやすく!

 

Aras12よりフォーム上にアコーディオンが導入され、画面上の表示/非表示がより柔軟に行えるようになりました。

フォーム上の各アコーディオンの左上のボタンを押すことで、アコーディオンを簡単に開いたり閉じたりすることができます。

また、今後、アコーディオンが機能強化され、Aras11までは横一列に並べることしかできなかったリレーションシップタブを、以下のように柔軟な構成にすることが可能になる予定です。

●リレーションシップタブを自由にグルーピングして複数のアコーディオンにわけて表示する
●リレーションシップタブの数だけアコーディオンを定義し(各アコーディオンに表示するタブはひとつのみにし)、一般的なWebページのように縦スクロールで操作する
●フォームもリレーションシップタブもひとつのアコーディオンにまとめる、など

◆リレーションシップのデータ登録もよりわかりやすく!

 

Aras12では、リレーションシップのデータを登録するボタンも刷新され、より直感的に迷いなく操作できるようになりました。

Aras11では、まずリストから「Pick Related」または「Create Related」を選んでから新規登録用のボタンを押していましたが、Aras12では、

「アイテムを選択」ボタン・・・すでにArasに存在しているアイテムへのリレーションシップを登録する場合
「アイテムを作成」ボタン・・・まだArasに存在していないアイテムを新規登録し、そのアイテムへのリレーションシップを登録する場合

上記のどちらかのボタンを押すだけになり、ワンクリックでデータの登録操作に移れるようになりました。

◆パーツレポートに「印刷用メニュー」が!

 

パーツにデフォルトで用意されているレポートのスタイル設定が改善され、印刷やPDF出力などができるようになりました。

パーツに関連する4つのレポートのほか、変更管理の機能にデフォルトで提供されているいくつかのレポートも改善されています。

◆BOMが柔軟に定義可能に!

 

Aras11までは専用フォームのHTMLコードで作られていた「BOM構成」タブが、12からはTree Grid Viewの機能を利用して作られるようになりました。

これにより、「何階層までBOMを表示するか」のレベルを指定して表示されるデータ量を制御したり、設定を追加することで、デフォルトで表示されているパーツ以外の情報(例:CADドキュメント等)も併せて表示したりできるようになっています。

さらに、Effectivity(例:モデル、ユニット、有効日などの様々な条件を指定して、その条件下で有効なアイテムを識別)機能にも対応しているため、各社様固有の二ーズに即したBOMの作成も簡単に柔軟に行えるようになっています。

以上、画面上の操作(UX)を中心にAras Innovator12を簡単にご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

弊社で毎月開催中の トレーニング でも、9月より一部コースにおいてバージョン12で実施しています。
10月はさらに多くのクラスにおいて12で開催する予定ですので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

では、また次回、こちらでお会いしましょう!

アラスジャパン トレーナー 時田 和佳奈

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