未知への適応

*この投稿は、英語ブログ記事「Adapting to the Unknown」を翻訳したものです。

このような試練の時代を乗り越えてきた人はほとんどいません。私たちが現在直面している、あるいは近い将来に直面するであろう困難によって、私たちはビジネスの遂行や日常生活を送る上で、より賢く新しい方法に適応することを余儀なくされています。 このブログでは、Aras が不確実な未来に対応するためにどのような調整を行っているかについての私の考えの一部を紹介します。 

Mark Reisig のコメントをご覧ください。(和訳は後述参照)

今は前例のない時代であり、COVID-19 のパンデミックが私たちの働き方や生活様式を変えてしまいました。人類への影響は悲劇的とも言えます。また、企業活動や世界経済にとっても壊滅的な打撃を与えています。そして、これがどれくらい続くかは不明です。

ご想像のように、私は現在リモート環境で働いています。すでに何週間にもなりますが、私にとってはこれはあまり難しい変化ではありませんでした。例えば、子ども達はもう成長していますので、私は仕事場を確保できています。しかし、もちろんこのようなケースは多くの方に当てはまるとは限りません。一部の方にとっては、非常に個人的なもので、私たち全員が、この状況に対処しようとしている人々に対して忍耐と共感を表明できることを願っています。

Aras では比較的スムーズに移行できました。私たちのインフラはクラウドにあります。例えば、CRM や拡張アジャイルフレームワーク用の Aras SAFe ポータル、テストオートメーションフレームワーク(TAF)など、Aras Innovator を多くの機能を全社で使用しています。出張制限はありますが、私たちは従来とほとんど同じように業務を遂行しています。もちろん、Aras は弊社がソリューションを提供しているはるかに大規模なメーカーとは異なります。弊社には対処しなければならない工場も生産設備も、レガシーなインフラもありません。

現在私たちは、従来から製造業が対処しなければならなかったすべての困難に加えて、今まで経験したことがない最大の危機(クライシス)に直面しています。英語の「クライシス」という言葉はギリシャ語の名詞「κρίσις」(クリーシス)に由来していて、「決断」を意味しています。

危機の中で下す決断は、私たちそのものを定義するものです。それは御社と、御社が生産しメンテナンスする製品に関係していて、このような不確かな時代に適応できるかどうかは重要です。

何か希望の光があるとすれば、それはまさに今のこの状況です – すなわち、デジタルプロセスやオンライン会議などへの変更を余儀なくされ、時には非効率になる可能性があるということです。多くの場合、私たちはそれをリモートで成し遂げるか、完了できないかになります。

旧システムやプロセスを中心としたレガシーに依存している組織は難しい選択に直面しますが、私は楽観的です。

私たちが経験しているような困難な状況や逆境に直面すると、否が応でも人や組織は物事を考え直し、方向転換して、新しい方法で業務を進められるようになります。例えば、リモートでコラボレーションしたり、イノベーションを起こしたり。しかも、いっしょに協力しながら。

私たちは、将来に向かって持続的に適応力を身に付け、デジタルスキルを高める必要があります。ビジネスが持つことのできる最大の武器は柔軟性です。すなわち、適応するスピード、反応するスピード、あるいは混乱を起こすスピードです。

このパンデミックが終われば、組織は古くなったプロセスを取り除き、より強力で、より弾力性があり、より適応性のあるものになるはずです。 可能な限り、Aras はそれを実現するのをお手伝いをしたいと考えています。

Aras は、まだ知られざる将来の急速な変化も含めて、変化に対応できるように作られています。

Aras のレジリエント(しなやか)なプラットフォームは、オープンで、柔軟性があり、スケーラブルで、アップグレードが可能で、迅速にかつ低価格で展開したり、(新たな利用のために)方向転換したり、継続のためにアップグレードを行うことができます。

このような前例のない時代に、弊社は Aras のコミュニティの皆さまの成功を望んでいます。アップグレードやクラウドの適用、その他、何かサポートが必要な場合には、弊社はお客様と共に取り組み、皆さまをサポートする所存ですので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

皆さまの安全とご健康をお祈りいたします。